面白い話の作り方|会話の中で笑いが起こる話の組立て方とは?

面白い話の作り方|会話の中で笑いが起こる話の組立て方とは?

面白い話ってなんで面白いんだろう?

面白い話に何か法則や型のようなものがないだろうか?

そう思ったことありませんか?

ゼスチャーや擬音などの技術を使って「話し方」で面白くなる場合もありますが、今回は面白い話自体に何か法則や型のようなものがないだろうか?ということで、今回は作り方です。

面白い話の作り方。面白い話というとめっちゃ対象が広がります。

ありえないことが起こった話、失敗した話、恥ずかしかった話、勘違いした話、のような共感してもらえそうな話、話題で考えるといろいろあります。

しかしまずは身の回りで起きた勘違いの話題に絞るのがコツです。なぜ勘違いした話題が良いかというと構造的に面白い話になるので作り方も楽だからです。

起承転(フリ)と結(オチ)を「なのに」とか「だけど」といった単語でつなぐことができるからです。

ありえない話とかもいいのですが、ありえない話はそれを見た人でないとわからない設定や条件みたいなのがあって、そこが伝わらないと思っていたほど笑いが起きずもどかしい思いする。あなたにもそんな経験ないですか?

なので、まずは最初に原型となる型を決めておく。それが勘違いした話です。

1つの型(パターン)を知っておき、できるようになると他のエピソードでも応用がきくからです。

1. 起承転結を逆流しながら作る

面白い話の作り方|会話の中で笑いが起こる話の組立て方とは?

起承転結を逆流しながら作る

実は、無駄のない面白い話の作り方が存在します。

それは、起承転結を逆流しながら作るという方法です。

もちろん話す時は起承転結で話します。それが相手に伝わりやすい。話す時はこれでいいのです。

しかし、話を作る時は逆から作るのです。起承転結の結から作る。フリオチのオチから作る。これです。

こんなユダヤ人のエピソード知ってますか?

古代ヨーロッパでユダヤの部族と敵対する部族がいて、その敵対部族がユダヤの部隊を偵察に行った時、樹木に円のマトが書かれていて、全ての矢がマトの真ん中に刺さっていたのを見たんですね。それで敵が「ユダヤの人達めっちゃ弓上手いやん」「しかも弓矢の名手が多いやん!」「怖いわ!」ってなって攻めるのやめた、というエピソードだったと思います。
これ実は矢を先に刺さしておいて、円のマトは後からユダヤ人が書いたものなんです。

このようにエピソードトークも結から作ってゆくとが、わかりやすい面白い話の作り方になります。

起から作った時の弊害が2つあります。

1つ目はエピソードが起こった順番に時系列で話を作ると、いろいろな要素を入れたくなってしまい、話の内容が広がりすぎて、話のオチが何かわからなくなってしまうのです。

2つ目はオチを何個も入れたくなってしまいます。そして入れます。すると話している自分も言いたいことこれじゃないのにとパニックになるし、聞いている方も意味が分からず、グダグダな展開になります。なので特に慣れてない時は1エピソード1オチを基本とします。

なので、まず結から作る。オチから作るのです。

そうした方が、エピソードトークに無駄がなく、オチがつく話が作れるからです。

ちなみに起承転結の「起承転」の部分がフリ、「結」の部分がオチと考えてます。

ここで、なぜ勘違いの話が良いかという理由をもう一度確認します。構造的に面白くなるからです。

フリとオチを「なのに」とか「だけど」といった単語でつなぐことができるからです。

2. BUTの構造

面白い話の作り方|会話の中で笑いが起こる話の組立て方とは?

BUTの構造

面白い話の作り方のコアとなる部分は、普通だったら〇〇なのに△△になった、そのままなら〇〇なのに△△になった、〇〇だと思っていたけど、△△だった、といった具合に話の前後でギャップができる話になることです。そして、この

普通だったら〇〇なのに△△になった

そのままなら〇〇なのに△△になった

〇〇だと思っていたけど、△△だった

「なのに」「だけど」「しかし」のような言葉選びはどれでも良くて、構造になっていることが大切です。

こういう構造を英単語の「BUT」を使って、BUTの構造と名付けています。

面白い話はBUTの構造になっているということです。

3. 勘違いした話の例

面白い話の作り方|会話の中で笑いが起こる話の組立て方とは?

勘違いした話の例

一つ例を出します。先に完成形をみてください。

<花粉症でマスクを買いにいった話>

これ2月の末の話なんですけど、

僕、花粉症なんで、ドラッグストアに行ってマスクを買おうと思ったんですね。

ちょうどその時コロナウィルスが始まりだした頃で、なかなかマスクが買えなかった時だったんです。

でも、もしかしたらと思って行ったら、なんとマスクあったんですよ、残り2個。

で、買おうと思ったらハトムギマスクって書いてあって、値段が500円もしてちょっと高いなぁと思ったんですが、

ハトムギってなんかカテキン的なもので殺菌するええやつなんかなって思ったし、ラス2ですから。

買えるとは思っていなかったんで、めっちゃラッキーと思って速攻買ったんですね。

で、帰ってすぐ付けようと思ったら袋がヒヤッとして、なんか重たいんですね。

なんだろうなって思って開けたら、ハトムギマスクってこういう白い四角いマスクだと思ってたのに

女の人が美容パックで顔にやるやつだったんですよ。

むしろ口のところ空いてるわってツッコミましたよ。

〜終〜

4. 面白い話の作り方 (解析)

面白い話の作り方|会話の中で笑いが起こる話の組立て方とは?

面白い話の作り方 (解析)

では、この話をどういう流れで作っているか説明してゆきます。

・ 簡単に時系列にまとめる

まず、ざっくりと話の全体像が見えるように短文で話の骨格を時系列に並べます。

2月のマスクが売ってない時に薬局に行ったら、奇跡的にマスクがあった。

値段が500円もして高かったが、残り2個しかないし、カテキンマスクと書いてあって、殺菌力が強いマスクだと思って買った。

家に帰って開けたら、口にやるマスクだと思っていたのに、

美顔パックだった。

・ 結をつくる

BUTの構造にするために「だけど」や「なのに」使って究極に短くすると

口にやるマスクだと思っていたのに美顔パックだった。

そのエピソードの結果がオチになります。

考えてみると当たり前で、勘違いの源であり、そのせいでギャップが起こるわけですから。オーソドックスにひねらず、原因をオチにします。

勘違いネタがいいのもこの理由です。必要以上に盛ったり、話をねじ曲げなくても良いのです。

なのでオチは「美顔パックだった」になりますのでここを結にします。

【結】———-
女の人が美容パックで顔にやるやつだったんですよ。
————-

・ 転をつくる

すると自然とフリが「口にやるマスクだと思っていたのに」になります。

で、最初に作った時系列を見ながら逆流しながらフリである起承転を作ってゆきます。

「転」はすぐにできます。というか一瞬で、短いフレーズです。「なのに」とか「だけど」が入っている1フレーズですから。フレーズというよりも折り返し地点のようなニュアンスです。

そう考えた方が、フリとオチの境目ってどこなのかと悩まなくてすみます。もっというと、エピソードの構造上「なのに」になっていて、この「なのに」や「だけど」の単語が入らない場合もあります。文章で考える場合その程度のものだと思っておきましょう。

【転】———-
ハトムギマスクってこういう白い四角いマスクだと思ったのに
————-

・ 承をつくる

次、起承転結の承です。

「承」の部分ではオチができるための原因の話になります。

そして、起きている出来事と共に自分(または登場人物)の気持ちや思ったこと感想を入れるようにしましょう。感情を入れることによって、聞き手も話に入ってきやすくなりますし、共感しやすくなります。

オチができるための原因は勘違いしてマスクを購入することになります。

ここでは、マスク見つけたラッキー
値段高いと思った
カテキンって殺菌能力高そう
ここら辺が自分の感じたことや気持ちになります。

実際には「起」「承」は行ったり来たりをしながら作るケースが多いので、承ができるまで起のパートには手をつけないということではありません。その時の話によって承から仕上げた方がいいケースもありますし、起から仕上げた方がいいケースもあります。

【承】———-
もしかしたらと思って行ったら、なんとマスクあったんですよ、残り2個。

で、買おうと思ったらハトムギマスクって書いてあって、値段が500円もして、

ちょっと高いなぁと思ったんですが、

ハトムギってなんかカテキン的なもので殺菌するええやつなんかなって思ったし、

ラス2ですから、買えるとは思っていなかったんで、めっちゃラッキーと思って速攻買ったんですね。

で、帰ってすぐ付けようと思ったら

袋がヒヤッとして、なんか重たいんですね。

なんだろうなって思って開けたら、
————-

・ 起をつくる

では「起」です。「起」は話の前提条件や設定になります。ここはその話に必要な最低限の情報です。

最低限の情報といったのは意味があります。

はじめの設定や前提条件が長いと、エピソードトークが最後まで話せなくなってしまいます。

普段の会話で、2分も3分も人の話をずっと聞きづつけてくれる人ってそんなにいなくないですか?笑
せいぜい1分でしょう。特に慣れていない人は1分でも長いと思います。

質問されたりして、話の流れが変わって、違う話をしなくてはならなくなったり、相手に何か面白い話を狙っていると感づかれオチを言っても笑いが半減したりすることになってしまいます。

ですので、「起」はなるべく短く必要最低限に抑える必要があります。
起が長くなってしまう。これはエピソードトークがうまく話せないと言っている人がもっとも多くやってしまう過ちです。

もう一つ、フリの部分でオチがバレてしまうパターンもよろしくありません。
今回の話でいうと、最初にこの前マスクを間違えて買っちゃったんだけど、、、のようにズバァァァン、ドオォォォンと最初に言ってしまうのもアウトです。

【起】———-
これ2月の末の話なんですけど、

僕、花粉症なんで、ドラッグストアに行ってマスクを買おうと思ったんですね。

ちょうどその時コロナウィルスが始まりだした頃で、なかなかマスクが買えなかった時だったんです。
————-

・ コメントをつくる

最後に締めのコメントを用意します。

これは、その話全体にツッコミを入れたり、オチの部分にツッコミを入れたりすることになります。

あとは感想ですね。ここでも自分の気持ちや感情を入れることができると尚笑いが起きやすい。

また話が思ったほどウケなかった時の保険にもなります。

【コメント】——
むしろ口のところ空いてるわってツッコミましたよ。
————-

5. 面白い話の構造

面白い話の作り方|会話の中で笑いが起こる話の組立て方とは?

面白い話の構造

つなげるとこうなります。

【起】状況の設定
これ2月の末の話なんですけど、

僕、花粉症なんで、ドラッグストアに行ってマスクを買おうと思ったんですね。

ちょうどその時コロナウィルスが始まりだした頃で、なかなかマスクが買えなかった時だったんです。

【承】オチができるための原因
でも、もしかしたらと思って行ったら、なんと(感情)マスクあったんですよ、残り2個。

で、買おうと思ったらハトムギマスクって書いてあって、値段が500円もして、

ちょっと高いなぁ(気持ち)と思ったんですが、

ハトムギってなんかカテキン的なもので殺菌するええやつなんかなって思ったし、ラス2ですから。

買えるとは思っていなかったんで、めっちゃラッキーと思って(感情)速攻買ったんですね。

で、帰ってすぐ付けようと思ったら袋がヒヤッとして、なんか重たいんですね。

なんだろうなって思って開けたら、

【転】フリからオチの転換点
ハトムギマスクってこういう白い四角いマスクだと思ったのに(BUTの構造)

【結】オチ
女の人が美容パックで顔にやるやつだったんですよ。

【コメント】
むしろ口のところ空いてるわってツッコミ(オチにツッコミ)ましたよ。

6. まとめ

面白い話の作り方|会話の中で笑いが起こる話の組立て方とは?

まとめるとこんな感じです。
勘違いした話をBUTの構造を意識しながら、起承転結を逆流しながら作る。

面白い話の作り方

勘違いした話の例

起承転結を逆流しながら作る

BUTの構造

簡単に時系列にまとめる

結をつくる=オチを決める

転をつくる=オチを決めると自動的に転換点が決まりフリも決まる

承をつくる=原因の部分。自分の気持ちや感情を入れる

起をつくる=前提条件や設定を話す。

コメントをつくる=話全体やオチにツッコミを入れる、自分の気持ちや感情を入れる

では。

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