職場で同僚と二人になったときや、部下と移動しているとき。何か話したほうがいいかなと思っても、ちょうどいい話題が浮かばないことはありませんか。
そんなときは、天気、ランチ、目の前にあるものなど、相手がすぐに答えられる話題から入ると始めやすくなります。少し話す仲なら、おすすめのお店や最近楽しんだことも候補になります。
僕も最初は、「暑いね」「寒いね」といった、たわいもない会話から入ります。目についたものを見て、「それ、いいね」と声をかけることもありますね。
最初から面白いネタを用意しようとすると、言葉を選ぶだけで疲れてしまいます。まずは短いやり取りができれば十分。その中で、相手が話したそうなことが見つかれば、少し広げてみましょう。
この記事では、職場の雑談に使える10の話題と、その後に続けるひと言を紹介します。会話例は説明のために作成したものです。
まだ親しくない相手にも使いやすい、職場の雑談の話題5選
1.天気や気温
「今日は暑いですね」
「急に寒くなりましたね」
天気は、その場にいる人が共有しやすい話題です。「天気の話なんて、ありきたりでは?」と思う方もいるでしょうが、話し始めとして使いやすいのは、そのありきたりなところでもあります。
「暑いですね」
「本当ですね」
「外を歩くだけで、冷たいものが欲しくなりますね」
質問をしなくても、自分の感覚を少し足せば、やり取りになります。相手が「アイスを買っちゃいました」と返してくれたら、そこから食べ物の話へ進めますね。
2.ランチや食べ物
「お昼、もう食べました?」
「この近くで、入りやすいお店ありますか?」
ランチの前後なら、食べ物の話も出しやすいでしょう。
相手が「そこの定食屋に行きました」と言ったら、「そうなんですね」で終える前に、気になったところを一つ聞いてみます。
「どんな定食があるんですか?」
「お昼は混んでいますか?」
食事の量や体形へのコメントは避け、お店や料理そのものを話題にすると進めやすくなります。
3.目についた持ち物
「そのペン、書きやすそうですね」
「そのマグカップ、いいですね」
僕自身も、目についたところを褒めたり、「いいね」と伝えたりします。
ここで大切なのは、実際にいいと思ったものを選ぶこと。無理に褒める場所を探すと、言い方まで不自然になりがちです。
「このペン、使いやすいんですよ」と返ってきたら、「細かい字も書きやすいですか?」など、自分が気になった点を聞いてみましょう。値段やブランドを追及する必要はありません。
4.職場の近くの変化
「駅前に、新しいお店ができましたね」
「あそこの工事、だいぶ進みましたね」
二人とも知っている場所の変化も、雑談のきっかけになります。
「新しいカフェ、もう行きました?」
「まだです」
「僕も気になっています。外から見ると、結構広そうですよね」
行っていないと言われても、そこで困る必要はありません。見た印象を話したり、「混雑が落ち着いたら行ってみたいですね」と終えたりできます。
5.今いる場所や、このあとの行き先
一緒に移動している場面なら、「このあと、どちらの会議室でしたっけ」「ここに来るのは初めてですか」と、今の状況から入る方法もあります。
僕も、「これからどこに行くの?」といった身近な声かけをします。
ただ、相手の行動を細かく把握しようとすると、確認や詮索のように聞こえる場合があります。勤務後の行き先まで聞き出そうとせず、その場で共有している予定や場所を中心にするとよいでしょう。
少し話す仲になったら使いたい、職場の雑談の話題5選
6.最近見た動画や読んだ本
「最近、何か面白いもの見ました?」
「その本、どんな内容なんですか?」
相手が本を持っていたり、動画の話をしていたりしたら、自然に入りやすい話題です。
知らない作品が出てきても、詳しいふりをする必要はありません。
「どんなところが面白かったですか?」
「笑える感じですか。それとも、じっくり見る感じ?」
あらすじを全部説明してもらうより、相手が気に入った部分を聞くと、その人の感じ方も見えてきます。
7.便利だった道具や、ちょっとした工夫
「そのパソコンスタンド、使いやすいですか?」
「この作業、何か楽にする方法あります?」
仕事の周辺にある道具や工夫なら、仕事の話から雑談へ入りやすいこともあります。
教えてもらったら、「なるほど」で終えるだけでなく、「それなら僕も使えそうです」と、自分にとってどう役立ちそうかを伝えてみてください。相手も、話が伝わったと感じやすくなるでしょう。
8.自分の小さなうっかり話
相手に聞くことが浮かばなければ、自分の身近な出来事を少し話す方法もあります。
例えば、「今朝、傘を持って家を出たのに、玄関に戻ったときに置いてきちゃいました」といった、軽いうっかり話です。
大きな失敗や深刻な悩みを打ち明ける必要はありません。実際にあった小さな出来事を、短く話す程度で十分。笑わせるために話を盛ったり、他の人の失敗をネタにしたりするのは控えましょう。
9.休日の過ごし方や趣味
少し関係ができている相手なら、休日や趣味の話も候補になります。ただし、「休みは何をしていたんですか?」と聞かれることを負担に感じる人もいます。
自分から「週末は家で映画を見ていました」と軽く話し、相手が乗ってきたら広げる方法もありますね。
相手が「僕も映画を見ました」と話してくれたら、その作品へ。あまり話したそうでなければ、無理に休日の過ごし方を聞き出さずに終えましょう。
10.以前、相手が話していたこと
「この前言っていたお店、行けました?」
「前におすすめしてくれた本、少し読んでみました」
毎回、新しい話題を探さなくても、前の会話に続きをつけられます。
ただし、読んでいない本を「読みました」と言う必要はありません。「本屋で見かけました」など、実際にあったことを伝えれば十分です。
病気や家庭の悩みなど、相手が一度話したからといって、いつでも触れてよいとは限らない話題もあります。まずは、お店や作品などの軽い話から戻るとよいでしょう。
話題のあとに続けるひと言は、相手の話の中から探す
10個の話題を覚えても、相手が答えるたびに次の質問を探していると、会話が忙しくなります。
「ランチは何を食べました?」
「カレーです」
「休日は何をしていますか?」
これだと、せっかく出てきたカレーの話が置き去りになってしまいますね。
相手の答えを聞いたら、まず、その場面を少し思い浮かべてみてください。
カレーを食べている場面なら、「辛かったのかな」「大きいお皿なのかな」「近くのお店かな」と、気になるところが出てくるかもしれません。そこから一つ選びます。
「結構、辛いカレーでした?」
「そうですね。汗が出ました」
「それは午後も目が覚めそうですね」
さらに相手が話せば聞きますし、「おいしそうですね」で終わっても構いません。毎回、長い会話にしなくてもいいんです。
職場の雑談で気をつけたい話題と、切り上げるタイミング
職場では、話題の面白さだけでなく、相手が答えやすいかも考えたいところです。
特に、恋愛や結婚、子ども、収入、病気、容姿などは、関係が浅いうちにこちらから踏み込まないほうが無難でしょう。政治や宗教の話も、強い賛否を求める形になると話しづらくなります。
上司からの質問は、部下にとって断りづらい場合もあります。「聞いても大丈夫そう」と思っても、短い返事が続くなら、さらに質問を重ねずに切り上げてみてください。
また、人の悪口や噂話で盛り上がると、そこにいない人を傷つけるだけでなく、「自分も言われているのかな」と思わせることもあります。
「では、またあとで」
「作業中にありがとう」
そんなひと言で終えて大丈夫。相手が集中しているときは、話しかけないという選択もあります。
職場の雑談は、身近な話題を一つ選ぶところから
僕が声をかけるときも、「暑いね」「寒いね」や、目についたものへの「いいね」から始まります。
気の利いた話題が思いつくまで待っていると、話しかけるタイミングを逃してしまうこともありますよね。まずは、二人が同じ場で見たり感じたりしているものを、一つ言葉にしてみてください。
次に会ったときは、天気でも、お昼のお店でも、相手が使っているペンでも構いません。そこで返ってきた言葉を聞いて、少し気になったことを聞いてみる。そのくらいの気軽さから始めてみませんか。
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