笑いのコミュニケーションスクールでは毎週『会話の笑い入門講座』を開催しているのですが、事前にアンケートを書いていただいています。
その中で、よくいただくご相談内容について書きたいと思います。
「会話を続けようと思っても会話がつづかない。何か良い方法はないでしょうか?」これはよくいただきますね。
会話をしていて、相手の話し被せてコメントしたいんだけど続かない。話を広げることができない。ということなんですが、この回答は「映像化しましょう!」これに尽きますね。
会話が続けられないのには理由があります。
会話の内容を文字で処理しようとしているので、言葉の意味や内容の前後関係を確認するのにメモリーを使ってしまい、返しのコメントまで思いつかない。
ほとんどがこの理由だと思います。
例えば、このエピソードを読んでみてください。
それ、いま、する?っていう話なんですが
この前昼に、電車に載ってたんです。結構空いてて。
正面に首にバンダナみたいなのを巻いてて、白いパンツにデニムシャツの小綺麗なおじさんが座ってたんですね。
するとおもむろにカバンからオロナミンC出してきたんです。
(お?オロナミンCだ)って思ってると
オジさんが手を滑らせてオロナミンCがゴトって床に落ちたんです。
オロナミンCって結構低い音がするんだなって思ってると
おじさんがオロナミンC拾ったんですけど、
すぐに、プシュってフタ開けるもんだから
オロナミンCがプシューーーって吹き出してきて
おじさん口でガーーーって吸い取ろうとするんですけど
全然間に合ってなかったんです。
これ話を聞いた後、なんて返しますか?
映像化してないと、話の内容を追うので精一杯で、なんて言うかまで思いつかないと思います。
しかし、映像化するとパッと頭の中にその映像が映し出されて言葉の意味を考えなくて良くなります。
文字だけの取扱説明書より、図解されている方が確実に理解しやすいですよね。
それと全く同じです。
映像していると、相手の話している内容と自分の頭の中で思い描いている映像があっているかどうか確かめたくなったり、その先どうなったんだろう?とかそもそもの原因はなんだろうと思いつくことができます。
さっきのオロナミンCの話で言うと
「どれくらいオロナミンCこぼれたんだろう?」とか
「間に合ってなかった後どうなたんだろう?」とか
「服汚れなかったのかな?」とか
「そもそも、なんで、フタすぐに開けてたんだよ」とツッコミを入れれば笑いになります。
と言うわけで、映像化しましょう。
映像化すると、言葉の意味や前後関係をいちいち言葉で考えなくてすみます。
映像を見てしゃべるのでとても楽になります。
しかも簡単で誰でもすぐにできますよ。
ぜひ、お試しください。