「自分は芸人さんように面白いことが言えないのでダメだ、センスない」
講座をしていると、この質問をたまにいただきます。
質問というか悩みなんですけどね。
結論から申し上げますと、全く気にしなくていい。
理由は3つあります。
・芸人さんは笑いに費やしている時間が違うから
・テレビはショーだから
・会話はアドリブだから
1つ目、芸人さんは笑いに費やしている時間が違う
理由としてこれくらいでもいいと思うのですが、芸人さんは日々お笑いのことを考えています。
漫才やコントのネタを考える時もそうでしょう。
先輩の芸人さんとかと飲む時もそうでしょう。
今これを読んでいるこの時も笑いについて考えているかもしれません。
かたや、僕たちはどうでしょうか?
あなたは、ずっと笑いのことを考えていますか?
明日会社で何のネタやろうかなー?とか考えていないと思うんです。
もしそれやっていたら、悩んでこの記事を読んでいないでしょ^ ^
あなたは、高級ホテルに行きディナーを食べました。
料理がめっちゃ美味かったとします。
その時になんでこんなに自分は美味しく作れないんだろう!とガッカリしますか?
しないと思います。
やっているレベルが違うからそもそも比較しようと思わないわけです。
なので、自分とプロの芸人さんと比べてしまうのはナンセンスなんです。
そもそも土俵が違うのです。
さらに、2つ目の理由ですが、テレビはショーなんですね。
番組は事前に打ち合わせをします。
本番前にこんなことが言えるかもとネタやトークを事前に準備できるのです。
瞬発力でやっているように見えて実は編集されていたり、笑い声を足してウケているように見せたりして視聴が面白く感じるように編集加工されているのです。
それを、まに受けて、自分と芸人さんを比べるのも全くナンセンスです。
もちろん、トークショーやバラエティで瞬発力でやっているシーンもあると思いますが、それは少し前にお話しした、芸人さんの笑いに費やしている時間が違うからです。
他の番組で使った言い回しを再度使っている可能性だってあります。
あと、テレビでやっている笑いと会話で起きる笑いは、笑わせ方が違うんですね。
特に漫才やコントで起きる笑いを日常の会話に持ってこようとしても、まず無理です。
漫才にしてもコントにしても台本があるわけです。
フリがあってオチがあって笑わせるものです。
しかも、何度もネタ合わせの練習をして仕上げたものをテレビで放送します。
一方、普段の会話には台本がありません。
練習とかもありません。
常にアドリブなのでネタを仕上げるという概念がありません。
打ち合わせをしているわけでもありませんので、その中にいきなり漫才やコントのような笑いは起きにくいのです。
なので、芸人さんと自分を比べないでほしいんですね。
そんなことで、落ち込まないでほしいんです。
それでも芸人さんと比べてしまうという方には良い方法があります。
それは好きな芸人さんのマネをするということです。
「もし、あの芸人さんだったら今なんて言うかな?」と想像してみるのです。
尊敬できる芸人さんのマネして笑い取れたら、嬉しくないですか?
悩まなくて大丈夫ですよ!
まずは、マネからやっていきましょう!
では🤗