「会話のキャッチボール」よく聞く言葉です。
ふだんの雑談においては会話で共感することをキャッチボールすると言った方が良いかもしれません。
自分の気持ちや感情がないと、相手が会話を返しづらくなる。
キャッチボールで言うとボールが届いていなかったり、暴投していたり、キャッチャーミットを出していない感じ。
自分の気持ちや感情を言葉に出すことで、相手が会話がしやすくなる。
キャッチボールで例えると相手が取りやすいボールを投げている。ここに投げてねとキャッチャーミットを出している感じです。
例えば、飲み会で初対面の人とテーブルが一緒になって、あなたに話しかけてきたとします。
昨日、コメダ珈琲に行ったんですね。
店員さんに言われて、手をシュッてアルコールで消毒して店に入ったんだけど
テーブルについたら、おしぼり出てきたんですよ〜
ここで話が止まって、あなたが返す番ですよと言わんばかりに、あなたを見てきました。
あなたはどう返しますか?
正直、困りませんか?
「へぇ〜」
「で?」
「おしぼりが無駄ってこと?」
「アルコールが無駄ってこと?」
「どう答えてほしいんだ?」
こんなふうに、頭の中でいろいろ考えたはずです。
すごく言葉を返すのにストレスがかかる話しかけかたなのです。
1回くらいだったらい良いですが、何回もこのパターンをされると疲れます。
こんな感じで、事実や出来事を全面に出しクイズ的に会話をキャッチボールする癖があります。
交代交代に話すことがキャッチボールだと思っている節があります。
この場合、感情を入れるとこうなります。
昨日、コメダ珈琲に行ったんですね。
店員さんに言われて、手をアルコールで消毒して店に入ったんだけど
テーブルについて待ってたら、おしぼり出てきたんですよ〜
おしぼりですぐに拭くのにアルコールの意味あるのかなって
意味ねぇーって思ったんですよねー
話の方向性がわかって、「そうですよねー」とか共感して笑えると思います。
返しやすいと感じたはずです。
このように、話の中で感情を入れて話をすると、話の方向性がわかるので相手も安心して話に乗ることができます。
または共感しやすくなり会話がのせやすくなります。
会話がぎこちなくなる人、自分が話すと変な空気になる、話がすぐに終わる、会話が続かない。
こんなふうに思われている方はぜひ試してみてください。
では。