会話が続かない時の対処法|結果にコミットする会話力アップの法則

人と会話をするときに、会話が続かない、途切れがち。なんとなーく気まずい雰囲気に陥って、あれこれ新しい話題を探すのですが、これがまた全然と言っていいほど微塵も見つからない。

これが上司だったり取引先だったりしたら。脇に汗がびっしょり湧き出してきて次の会話が「脇汗凄いっすね」になったりして……。

はい、そんな人の為の会話が続かない時の対処法です。

会話で話題なんてそんなにない

会話が続かない時の対処法

まず前提として、お笑い芸人じゃないんですから、ネタをたくたん持っているわけではないですし、話題が豊富なわけはないのです。

時候の挨拶を済ませて、メインの要件を済ませたら、あとはこれと言って面白いエピソードトークなんか普通の人はできなくて当然です。

野球の話題とか歌手の話題なんて、娯楽の少なかった昭和ならまだしも、共通の話題になりようがない。

他人の昨日の晩御飯なんか聞いても面白くもないですから、自分がやっても相手は面白いわけがない。いきなりエロトークなんかしたら、下手したら捕まる時代です。

そう、はっきり言って、話題なんて最初からないのです。あなたに会話力がないからではなく、話題を思い出す記憶力がないからでも、趣味が少ないからでも不器用だからでもなく……ないんです、最初っから。

ないものは探せないんです、だから探さなきゃいいんです。

とはいえ会話の沈黙は嫌だ

会話が続かない時の対処法

そう、会話の話題はないのです。とはいえ沈黙してじっとしているのはごめんですよね。ということで、そんな時の対処法をお教えします、それは、相手にしゃべらせればいいのです。

話題がない時の対処法:ステップ① 相手を見つめる

そして恋が生まれる。というわけではなく。まずは、あなたの前にいる話し相手をしっかりと見てみましょう。

分かるように見つめると色々誤解されますから、時候のあいさつやメインの要件を済ませている間に、きっちりしっかりと観察します。

なんかネクタイの柄がしゃれてるなーとか、靴が高そうだなーとか、白髪が少ないなーとか、色々です。

話すべき相手の情報収集というのは別に会話だけではなく、今後の付き合い方にもかかわってきますから、ここは熱心に観察して少しでも多くの情報を得ましょう。それがファーストステップです。

話題がない時の対処法:ステップ② 褒めどころを探す

まずきちんと見つめて情報を得たところで、今度は褒めどころを探しましょう。

たとえば、ネクタイの柄がしゃれているとしたら、そのネクタイについて例えば「どこで買ったのか」「ブランドはどこなのか」「いくらくらいしたのか」と質問します。

これがズバリ相手の自慢ポイントなら、ここから「へえそうなんですか」「すごいですね」で20分はもちます。

もしここで、意外にも「ああ、嫁が買ったからあまり知らないんですよ」と気のない返事だったときは、そこで「ああそうですか」としゅんとするのではなく、今度はその嫁を褒めるのです。

こうして、相手の見た目や雰囲気や細かい情報から相手を褒め、そこからかえってきた情報の中からそれをまた褒める。

褒められて嫌な人はこの世にはそんなにいませんから、これはかなり効果的です。

コツは一つ「ほんとに感心しているように見せつつ自分を若干落とす」です。

「○○部長センスいいですね、僕はそういうの疎くて」だとか「○○(彼女とか彼氏)はおしゃれな店知ってるね、私(俺)はそういうの全然でさ」のようにやると、かなりの時間相手がしゃべってくれます。

話題がない時の対処法:ステップ③ 相談する

これは、先ほどのステップ②の後半「若干落とす」からつながる部分ですね。

「○○はおしゃれだ、私はおしゃれじゃない」という情報を伝えたとしたら、そのあとに「どうやったらオシャレになれるのか」を質問するんですね。

こうすると、もう前段階で褒められている相手は、ちょっと上から目線で色々説明してくれます。

こうなってしまうと、人によっては、そろそろ会話を切り上げたいんだけどまだ続いちゃうのかな。と、逆の不安を覚えるほどに話が続いてゆきます。

しかもこれのいいところは、次に会った時の話題にもなるという事。「そう言えばこないだ教えたあの店どうだった?」とか「あなたにもピッタリなお店見つけたわよ」とか、こちらが何の苦労もすることなく向こうが会話を振ってくれることもしばしばです。

話題がない時の対処法:番外編 リサーチするかもう黙るか

相手が褒めても乗ってこなかったり、自慢げな説明を始めない場合も当然あります。その場合は、相手が会話自体好きではないという可能性と、実は相手も会話が苦手という可能性が考えられます。

そうなった場合、リサーチを事前にかけておいて、趣味や好きなものを調べておくという手がいいでしょう。

しかし、中にはそれでも会話に乗ってこない場合があります。もうそうなると、その人は会話下手なのではなく会話が苦手なのです。そうなったら、最終手段、あなたも黙る。

黙る勇気

これも、実は必要なものだったりするのですよ。

会話は相手を気持ちよくさせる事が大切

会話が続かない時の対処法

会話というのは基本的に、相手を楽しませるという気づかいの上に成り立ちます。逆に話題が豊富で自分の事ばかりをべらべらしゃべり続けるのはタダのおしゃべりであって、会話上手とは言いません。

相手をしっかり観察し、そして相手が喜びそうな話題のきっかけを振る。

そう、あなたがすべきは話題を自分の中から探すのではなく、相手がしゃべりやすい話題のきっかけを探すことなのです。試しに彼女をしっかりと観察したうえで「今日はきれいだね」と言ってあげてください。

きっと彼女は頬を赤らめて「いつもはきれいじゃないのか!」とブチ切れてくれます。

そう、会話とは、相手を気遣う心配りの上に成り立っているのです。忘れないでください、いろんな意味で。(なぜキレたかわからない人はしっかり反省するように)

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