おもしろい人の特徴|よく笑う人はなぜ魅力的なのか?一緒にいて楽しい人になる3つのコツ

一緒にいておもしろい人の特徴|よく笑う人と一緒にいると楽しい理由

一緒にいて楽しい人の会話のコツ

「一緒にいて楽しい」と聞くと、旅行やライブなどの体験を思い浮かべるかもしれません。

でも今回は、“会話の中で楽しいと感じる”ためのコツに絞ってお話しします。

会話が楽しくなる3つのコツ

  1. 自分から笑おうと思って話を聞く
  2. 最初から笑おうと思って聞く
  3. 隙あらば笑う

あまり笑わなかった僕がよく笑えるようになった経験談も入れながらお伝えします。


「一緒にいて楽しい人」とは?

面白い人とは?

「あの人といると面白い」「あの人がいると場が明るくなる」

そんな風に言われる“面白い人”っていますよね。

でもここでいう「面白い人」とは、芸人のように笑わせるのが上手い人ではなく

日常で言う「面白い人」とは、一緒にいて楽しい人のことではないかな、と思うんです。

つまり、「笑わせる」よりも「一緒に笑える」人です。


僕は“楽しくない人”だった

正直に言うと、僕は昔、「一緒にいても楽しくない人」でした。

人の話を聞いてもあまりリアクションを取らない。

自分で話して、笑いを取ろうと話しても、なぜか笑いが起きない。

一緒にいるけど、別にいてもいなくてもいい存在。そんなふうに自分を分析していました。

でも、あるきっかけで「一緒にいて楽しい人になれる会話のコツ」をつかんだのです。


笑いが生まれる人とそうでない人の違い

二人の友人

大学時代、僕には対照的な2人の友人がいました。

その友人を見て気づいた瞬間があり、そこから変わることができました。

大学のサークルの仲間にW君とK君と言う友達がいました。

W君は何言っても笑う、通称ゲラです。

大声で、豪快に「アッハッハ!」とこっちの思い通りに笑ってくれるので、色々話したくなります。

たまにW君もしょーもないギャグを言ったりします。大したことは言っていないのですが、やけに面白く感じるんです。

いつも笑ってくれているからなのか、こちらも笑ってあげたくなるというか、自然と面白いと感じて笑ってしまうんですね。

一方K君は、関西の人です。

多分、彼自身「自分は面白い」と思っていたと思います。なのでちょっと上目線なんです。

人の話を聞いて笑うとかではなく、「それおもろい」とか「おもんない」とか評論じみていて、上目線でコメントしてくるので、こっちとしてはちょっとイラッとするんですね。

K君もたまに笑わかそうと冗談を言ってくるんですが、全然面白いと思えないんですね。

いつも評論じみてるから、無意識に仕返ししたくなるんでしょうね。

おもしろいと思いたくない。「言ったことをつまらなくしたい」とマイナスの感情が働くのです。


気づいたこと:「自分もK君だった」

閃き

W君に対して、ずっと疑問がありました。

周りの人の反応です。

W君が言った時は笑いが起きる。

一方、僕もW君と同じ様なことを言っているのに笑いが起きない。

この周りの反応が違うのか理由がずっとわかりませんでした。

でも、ある時ハッと気づいたんです。

「あれ、、、俺もK君と同じだ、、、」と。

「もしかしたら、僕が会話で笑いが取れないのは、自分が笑ってないからじゃないか?

W君はいつも笑ってくれるから、お返し的な気持ちが働いて、素直にW君の言ったことは笑えるのではないかと思ったのです。


実は当時の私は、自分の中で本当に面白いことしか笑わないというルールを決めていました。

これは当時から尊敬しているダウンタウンの松本人志さんの影響です。

松本人志さんは他の芸人さんのボケで笑わないと本か雑誌かで読んだ記憶があり、真似していました。

そもそも口下手で喋られないにも関わらず、です。笑

仲間の言う面白ことに対して斜に構えていたんですね。

自分はしょうもないことでは笑わないよ。

自分が笑った時は本当に面白かった時だよ。

と、あまり笑わないことで、自分は面白い側の人間だと誇示したかったのだと思います。

これ自体が面白くない人間の発想です笑

今考えると恥ずかしいですし、可愛げがないです。

しかし、人が笑うのはギブアンドテイクかもしれないと閃きました。

W君が先に笑うから周りもW君の言ったことで笑う。

僕は笑わないか周りも僕の言ったことで笑わないのではないか?と仮説を立てました。

そこから、W君を見習って、積極的に笑うようにしました。

先に笑うと、世界が変わる

最初はウソ笑いで、ぎこちない時も多々ありました。

しかし、それでも周りの人は嬉しそうです。すると、やはり周りの反応が変わるんですね。

続けていくと、あることに気がつきました。

不思議なんですが、自分から笑おうと思って話を聞くと、勝手にどこが面白いのか自分で探して勝手に面白いと思ってしまうのです。

そして、僕がいつも笑うものだから周りの反応も変わってきて、自分の話でも笑いが生まれるようになったのです。


当時の僕は、ダウンタウンの松本さんに影響を受けていて「本当に面白いこと以外では笑わない」と決めていました。(芸人でもないのに)

“くだらないことで笑うなんてダサい”と思っていたんです。

でも、それが原因だったんです。

自分が笑わないから、相手も笑わない。

極めてシンプル!


そこから僕は、W君のように「先に笑う人」「隙あらば笑う人」になることを意識しました。

最初は作り笑いでしたが、続けるうちに本当に楽しくなっていったのです。

不思議なことに、自分が笑おうと思って話を聞くと、

自然と“どこが面白いか”を探しはじめ、勝手に笑えてしまうんです。

そして、僕が笑うと周りもつられて笑う。

やがて僕の話でも笑いが起きるようになりました。


よく笑う人の特徴と「笑いのツボ」を増やす方法

これは、僕の経験知ですが──

昔の僕は、自分の「笑いのツボ」が少ないなと思っていました。

人が笑っていても「これ、何が面白いんだろう?」と感じることが多かったのです。

と同時に、よく笑う人が羨ましくもありました。

同じ出来事を見て笑う人と、笑わない人がいる。

これって不思議ですよね。

実はこの差、物事の捉え方にあります。

多くの人は、話を聞いて「面白いか」「面白くないか」で判断します。

これは“上から目線のジャッジ”なので、批判的に聞いてしまい、つまらなく感じるのです。

でも、最初から「笑おう」と思って聞くと、

「どこが面白いかな?」と自分の中で探し始めます。

その瞬間、自分が見つけた“面白さ”に反応して自然と笑えるんです。

よく笑う人は最初から笑おうと思って人の話を聞いている。


笑いのツボが増えるメカニズム

そして、一度「このパターンは笑いが起きる」的なのがわかると、

次から同じような場面で簡単に笑えるようになります。

不思議なのですが、一度笑うと“新しいツボ”ができる感覚。

このツボは経験で増やせるのです。

しかも、最初はウソ笑いでもOK。

僕は最初は、よく笑う友人W君の笑い方を“完全コピー”しました。

  • 笑い声のトーン
  • 手を叩くタイミング
  • 体ののけ反り具合
  • 表情、首の角度

最初はぎこちなかったけれど、続けているうちに本当に笑えるようになりました。

なぜかは説明できません。でも確実に効果はありました。

「自分はあまり笑わないタイプだ」と思う方は、ぜひ試してみてください😊

笑いのツボが浅く、多くなっていく感覚がつかめるはずです。


楽しい会話を生む3つのポイント

  1. 自分から笑おうと思って話を聞く
  2. 最初から笑おうと思って聞く
  3. 隙あらば笑う

先に自分から笑うと相手も笑ってくれますよ。

ギブアンドテイクなんですね。自ら笑いにいきましょう。できれば大きな声で、豪快に。

大声で笑うととても気持ちよく清々しい気分になりますよ。

自分の笑いの沸点を下げ、相手を楽しませることを意識してみてください。


まとめ:「面白い人=先にGIVEできる人」

まとめ

面白い人とは、楽しい会話ができる人

そして、楽しい会話ができる人は、先に笑える人です。

人は、自分を受け入れてくれる相手に心を開きます。

だからこそ、自分から「笑い・興味・優しさ」をGIVEしていく。

それが、“一緒にいて楽しい人”への第一歩なのではないかな、と思います。