いじる・いじられるの笑い|相手が関西人だと笑いが取れるけど、そうじゃない場合だと同じようなことを言っても笑いが起きないなんででしょうか?

先日、講座をしたときに質問が出てきました。

50代の関西の男性からのご質問です。

「相手が関西人だと笑いが取れるけど、そうじゃない場合、例えば東北とか関東とかだと同じようなことを言っても笑いが起きない」とご質問をいただきました。

もっと具体的に言うとどんなことですか?とお伺いすると

「関西人はイジったりイジられたりして笑いをとるんだけれども、今日の講座を聞い“イジる”がスキルに入っていないけど、どうなんでしょう?」とご質問をいただきました。

イジるのは少し高等テクニックです。

イジリを挨拶程度に認識できる人であれば良いと思います。

しかし、お互いに相手の人となりがわかっていないうちからイジると本気なのか冗談なのか判断できないので、イジるのは、お互いの信頼関係ができていたら、良いと思います。

いきなり初対面でいじってきたらちょっと「ムッ」てしちゃいますよね。

「なんだ?コイツは?」と。

テレビで見ている芸人さんのイジるイジられるはTVショーです。

笑いの流れになっておいしい、と思ってお互いがやり取りをするわけです。

プロレスと同じです。

片方が技をかける、もう片方が逃げずに技を受け止める、そして今度は技をかける方と受ける方が逆転する。そうすることで盛り上がる。

プロレスもお互いにわかっていて、技のやり取りをします。

それを普段の会話の中でやろうとすると、やはり相手もイジるイジられるの要領がわかっている人でなければ通じません。

関西の方はそこらへんが挨拶と同じレベルでできる人が多いから、笑いにつながるのだと思います。

逆にイジるイジられるの要領が挨拶レベルでできない人には、通じません。

プロレスだったらお互いに技をかける、技を受けるのやり取りが前提になっているので相手も怒りませんが、信号待ちしている人に急にラリアットとかしたら怒りますよね。だいぶ温厚な人でも怒ると思います。

なので、イジるは芸人がやる高等テクニック、普段の会話で急にやるとリスク高くなります。

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