こんにちは、笑いのコミュニケーション講師・えるおーです。
今回は、エピソードトークを話すときに気をつけたい「7つの過ち」についてお伝えします。
細かく言えば注意点はいくらでもありますが、今日は特に“話の質を左右する”7つのポイントに絞ってお話します。
① 起承転結の「起」が長すぎる
これは初心者によくあるミスです。
「起(導入)」の部分で話が長くなり、肝心の“展開”や“オチ”にたどり着く前に、聞き手の集中が切れてしまいます。
特に普段の会話や雑談では、1分以上の前置きは長すぎます。
プロの芸人でも1分以内に笑いを取る構成を意識しています。
💡目安:導入は30秒〜1分以内に!
長い説明はカットして、「何があったのか」を早めに伝えましょう。
② オチをいくつも詰め込む
1つの話に笑いポイントを3つも4つも入れようとすると、話がブレてしまいます。
聞き手も「どこで笑えばいいの?」と迷い、印象がぼやけてしまうんですね。
🎯原則は「1エピソード=1オチ」
もし笑いのポイントが複数ある場合は、話を分けて別エピソードにしましょう。
慣れるまでは“短く・わかりやすく”を意識することが大切です。
③ オチから作らない
これは構成づくりの基本ミスです。
時系列で話を並べながら作ると、ストーリーがブレやすく、オチが弱くなりがちです。
🧭まずは「どんなオチで終わりたいか」を決めましょう。
オチのシーンが決まれば、そこから逆算して「フリ」や「状況説明」を作れます。
笑い話は、ゴール(オチ)から逆算して作るのが鉄則です。
④ 状況説明が淡々としすぎる
話の内容は面白いのに、淡々と話すと面白さが伝わりません。
“伝わらない面白さ”ほどもったいないものはありません。
😄表情・ジェスチャー・間を意識しましょう。
たとえ話し慣れていなくても、少しのリアクションや声の抑揚で聞き手の集中力は全然違います。
「語る」より「見せる」意識が大切です。
⑤ トーンが低いまま話す
トーンが低いと、相手は「真面目な話なのかな?」と感じてしまいます。
笑い話のつもりでも、聞き手の脳内で“深刻モード”に切り替わるんです。
💡ポイントは「声の高さとテンポ」。
明るい声で、テンポを少し上げるだけで雰囲気がガラッと変わります。
“トーン=伝わり方の第一印象”と思ってください。
⑥ 「面白い話があってね」と言ってしまう
これもよくやりがちです。
「面白い話があるんだけど…」と前置きすると、自分でハードルを上げてしまいます。
相手の期待値が上がると、普通に面白い話でも“そこまでじゃなかった”と感じてしまうんですね。
🎯笑い話は“サラッと始める”のがコツ。
「昨日こんなことあってさ」くらいの温度感で始める方が、結果的に笑いが起きやすいです。
⑦ 練習が足りない(ぶっつけ本番で話そうとする)
面白い話は、1〜2回話しただけでは“流れ”がつかめません。
口が覚えていない状態で話すと、途中で詰まったり、テンポが崩れてしまいます。
💪最低5回、できれば10回は声に出して練習を!
口が流れを覚えると、相手の反応を見ながら自然にアレンジできるようになります。
“練度が高い話”ほど、自然に笑いが生まれます。
