講座の中で、会話のSEO対策といってコミュニケーションがスムーズになる会話の方法をお伝えしています。
スマイル、エモーション、オーバーの頭文字をとってSEOとしています。
ざっくりいうと、笑顔が大切、自分の感情をいうの大切、リアクション(うなずくと体を使って笑う)が大きいと話が相手が喜んで話してくれるという内容です。
講座でこの会話のSEO対策の話をした後で質問が出ました。
「昔、大きいリアクションをとって周りに引かれてしまった経験があってリアクション取ることに躊躇してしまう、何かリアクションをとるのにコツのようなものがあるか?」というご質問でした。
おそらく、引かれた原因は
・いつもリアクションを取らないのに急にリアクションをとってしまって周りが「え?なになに?」と思われてしまったのだと思いました。
・考えられるのはウソ臭いリアクションをしてしまったか
この方とお話ししているときに、まず頷きがない。こちらの話を聞いているかどうかわかりづらいのです。
おそらく、普段からリアクションをさほど取らないのに、急に笑うところでもないの笑ってしまったのかな?と思って、「その気まずい思いをした時はどんなシチュエーションだったのですか?」と聞くと
なんと「覚えていない」という回答が返ってきました。
その瞬間の気まずい感情だけが残っていて、また気まずい空気になると恥ずかしい、嫌だからご質問いただいたと思うのですが、なんとその時の状況を覚えておらず説明できなかったのです。
本当にショックな時は、感情と一緒にその出来事も覚えているものです。
そして、どんな状況だったか覚えていないということは、たいしたことないのです。
自分でも覚えてないのであれば、周りの人なんてもっと覚えてないです。
その誰も覚えていなそうなことで悩むのなんてもったいないのです。
だったらどうなるのか?と話を突き詰めて考えると、誰も覚えてないことで悩んでもしょうがない。
「では、どうしたらいいか」ですが、普段からリアクションをとって人の話を聞いてあげることです。
この相談者は、おそらく普段からうなづく習慣がなく「この人はリアクションが薄い人」とラベルが貼られていると思います。
普段さほど笑わない人が急にバカ笑いしいたら「え?急にどうした」と思いますよね。
いつものリアクション薄いと思われている想定から外れるので周りがびっくりしてしまうのです。
人は会話をするとき、無意識にこの人はこういう人、この人はこういう話が好き、この感情は言わない方がいいな、話の先を予想しながら会話を進めます。
その予想していないことが起こると、リアクションに困ってしまいます。
急に大袈裟なことをするのではなく、まずはうなづくことから始めましょう。
細かくリアクションをとる。体を動かしながら人の話を聞く。
話をしている人の方向を胸を向けてきく。
普段から笑顔とうなづきを意識して会話に臨みましょうという結論になりました。
普段から、この人はリアクションを取る人だなと思われることです。
普段の振る舞いが自分に返ってきているだけなんです。
この質問をいただいて、コミュニケーションに悩む方には共通のポイントがあるなと思いました。
自分が客観視できていない(周りのできている人を観察していない、周りと自分の違いがぼんやりしている)
自分の気持ちを言語化できていない
言語化できていないから、もう一つ進めて考えられない。
自分と周りの違いを言語化することがはじめの一歩になるかもしれない、と感じました。
では。