すごい脳の使い方|読むと勇気が出るおすすめ本|大人になってからこそ学べ!むしろ最適

すごい脳の使い方 大人の勉強方法

「すごい脳の使い方」という本を読みました。

何かを学びはじめたいと思っている30代、40代、50代の人は勇気がもらえる一冊です。

1万人の脳を診断した脳内科医で医学博士でもある加藤俊徳さんが書かれた書籍です。

この本を読むと、学ぶことに年齢は全く関係ないとわかります。

脳の衰えに関して、年齢はただの言い訳に過ぎない!と断言されています。

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何歳からでも筋トレをすれば筋力がアップするように、脳が成長するような働きかけをすれば、脳の機能は何歳からでも伸ばせます。

あなたの人生を振り返ってみましょう。仕事でもプライベートでも、悩み、思考し、決断を下してきたと思います。

その経験値が糧となり、学び直すことを面白いと感じることがきます。

難しい話を理解したり、複雑な問題を解決したり、気難しい相手とコミュニケーションを取ったりという脳の高次元の機能が熟成するのは、むしろ30歳以降。

脳はこの時期、衰えず、成長し、むしろ旬を迎えます。

ですから、脳のピークは30から50代、その中でも45歳から55歳は最盛期と言えます。

30代、40代、50代にとっては希望が持てる話ですよね!

実は、大人には大人の勉強法があります。学生の頃と同じような暗記学習は不向きです。

脳の成長と共に学び方も変えていく必要があるのです。脳のルールに従いましょう。

「なんか難しそうだなぁ」と思われるかもしれませんが、脳を成長させるのに難しいことは必要ありません。

重要なのは「こうなりたい!」「〇〇をしたい!」という前向きな気持ち。

この気持ちこそが、脳にとって最強の栄養なのです。

人間の脳は、年をとってからの方が物事を面白がれるという特徴があります。

面白がれるからこそ脳全体が活性化して理解が深まり、さらに面白くなってゆくという成長スパイラルに入ります。

脳の成長は、いくつになっても右肩上がりなのです。

では、気になったトピックを中心に「すごい脳の使い方」をご紹介します。

脳は、怠け者で飽き性で洗脳されやすい

脳の仕組みを知ると、理解が深まると思いますので脳の特徴をお話しします。

脳の特徴

  • 怠け者
  • 飽き性
  • 正直モノ
  • 要領がいい
  • ご褒美大好き
  • やれば、できる子
  • 好きなことには研究熱心
  • 褒められると伸びるタイプ
  • 楽なやり方を探すのが大好き
  • すぐに影響を受ける(洗脳されやすい)
  • 締め切りがある方がやる気が出るタイプ

脳はこのような性格で、一言で言うと超お調子者。

しかも、好きなことしかやらない、というか続かないのです。

なので、私たちは興味があるものを学ぶ、または興味を持てるようにすることが大事です。

逆に興味があるものであれば、若い時以上に短期でそして深く学ぶことができます。

脳の衰えと年齢は関係がない

脳細胞の多さに脳力は比例すると思われがちですが、脳細胞の減少が脳の成長をストップさせているのではありません。

なぜかというと、脳細胞が最も多いのは1歳前後の乳児期だからです。それ以降は脳細胞は減少してゆくばかりです。

では、何が脳力を上げるのかというと、脳細胞の数ではなく脳細胞同士のネットワークの発達です。

「なるほど、わかった!」の感覚や喜怒哀楽の感情が伴っていること。

なので、脳細胞同士を上手く繋げることが大人の学びになってきます。

脳細胞同士のネットワークを発達させるには、8つの脳番地の特性を理解する必要があります。

脳の8つの脳番地

思考系脳番地

理解系脳番地

記憶系脳番地

感情系脳番地

伝達系脳番地

運動系脳番地

視覚系脳番地

聴覚系脳番地

若い時の方が記憶系番地が発達しているので、若い人は丸暗記でも覚えられる。

しかし、大人の記憶系番地は単独では動きません。なので大人は無意味記憶は不向きです。これが物覚えが悪くなる原因です。

では、大人はどのように覚えればよいのでしょうか?

大人は理解系や伝達系を使いながら記憶系を使って記憶します。

大人の方が人生を積み重ねているので経験値があります。経験からくるデータベースがあるわけです。

ですから、それまでに体験したきたことの中から、照らし合わせながら、理解したり、感情に共感したり、記憶することができます。

よって大人の丸暗記は時間をかけた割には覚えられていなくて効率が悪くなるのです。

効率よく学ぶためにはこうすればいい!

運動系番地は全脳番地を回すトリガー

運動系番地は脳全体を回すトリガーです。

運動すると他のすべての7つの脳番地が動き始めますので、体を動かすことはとても有効です。特にウォーキングは最適です。学ぶ前にはウォーキングをすると深く学べます。

音読は記憶に残りやすい

音読トレーニングは効果的です。聴覚は視覚よりも記憶に直結し、記憶の位置保管庫で洗う海馬にアクセスしやすい特性があるからです。

音読するとき、脳では理解系、伝達系、視覚系、聴覚系、運動系の脳番地がフルに働いていることになります。

一方、黙読だけでは視覚系オンリーです。手で書くのでさえ視覚系と運動系です。

音読が効率的かは明らかですよね。

ちなみに男性は視覚系、女性は聴覚系が発達していると言われます。

嬉しいとか楽しいも感情系も便利です。嫌な作業をするときに好きなものに囲まれ嬉しい感情があると脳は楽しい作業だと勘違いします。

また、感情系があると長期記憶に残ります。

感情系とはエピソード、物語です。10年も20年も前の話ができる時は感情に伴ったエピソードしかないはずです。

感情の伴わないエピソードは脳がエピソードと認識せずにスルーしますから記憶に残らないのです。

ワクワクした前向きな感情で向き合う

勉強そのものにワクワクする必要はありません。

学ぶ環境がワクワクすれば、脳を騙せることができます。

例えば、好きなものを置く、好きな場所で勉強する、楽しい仲間と一緒にする。

「これが好き、この作業は楽しい」といったワクワクやポジティブな感情を感じると海馬からシータ波と呼ばれる脳波がでます。

このシータ波が出ている時は海馬が活発に動き、はいってきた情報を「これは重要だ!」と判断し長期記憶に保管します。

脳を騙して効率よく学ぶことができます。

一気に学ぶより細切れに毎日学ぶ

2時間勉強するよりも、10分の勉強を12日間続けた方が効率が良い

連続性のあるものに脳はよく働く

75時間取り組めば、脳番地が働き方が変わる

脳はデッドラインが好き

締切を決める

脳にとって作業さやすい時間は20分から50分。

50分でも10分を5回に区切る方が集中が維持できます。

アウトプットすると記憶に残る

アウトプットすると記憶に残りやすいです。アウトプットするということは前の段階にインプットしているわけですが、8つの脳番地がすべて使われることになります。

ちなみにインプットとアウトプットのときに使うの番地は以下の通りです。

インプットのとき使うのは、視覚系脳番地、聴覚系脳番地、理解系脳番地、記憶系脳番地

アウトプットのとき使うのは、感情系脳番地、思考系脳番地、運動系脳番地、伝達系脳番地

人に教えるのが一番覚える」言われる所以がわかりますね。

脳をフルで使うわけです。

まとめ

「すごい脳の使い方」の気になったトピックのまとめです。

・脳に年齢は関係ない。35歳から55歳が脳力のピーク。

・脳は飽きやすく怠け者なので、興味のあるものを学ぶ。

・ウォーキングをすると脳が活性化する。

・音読すると記憶に残りやすい。

・ワクワクできる環境が大切。

・一気に長時間するのではなく、細切れに毎日学ぶ。

・20分でやる!と締切を決める。

・アウトプットすると学びが深まる。

自分の脳はまだいける!年齢は関係ない!と思える一冊でした。

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